揚げたてゴキブリの生き方

絵を描いて、読書して、旅をして。 版権多め。

祈りのリランカ二人の任務

ボス前で弾かれる。

それはそれは、ボスが「いやっ!こっちこないで!!」と言ってるかのごとくの勢いで、渦潮(ボスの下)へと叩き落とされる。べちんって!

 先月に ケッコンカッコカリが導入されて、揚げたてゴキブリ提督は速攻で書類を入手してきた。その日のうちにケッコンカッコカリをした。ムービーを録画するくらいにテンションがあがっていた。

 たしかに、もしかしたら鳳翔さんは私なんかとケッコンカッコカリなんてしたくなかったかもしれない。けど、まぁ、カッコカリだし。親睦を深めただけだし……。きっと鳳翔さんなら許してくれるだろう。と信じてる。

 

 そして、それからが終わりなき地獄の日々だった。

 

 ルート固定をしていようとしていなかろうと、今のところリランカマップにおいてボス確定ルートは開けていない。ボス前までのルート固定編成はあるにはあるが、最初のうちはそれもしなかった。きっとすぐにボスに行けるだろうと考えていたのだ。

この考えが甘かった。

 ルート固定をしなかった場合、どうなるかといえば、上ルートを延々と行って帰ってくるだけだったり、寄り道が増えてボ息切れしてしまったり。まぁ、試行してる間、一度たりともボスに会えたことはなかったからわからなかったんだけど、ボスに行っても戦えない状態だったんだろうなと予想する。

 それで、先日のことだ。いい加減、二人の初任務もクリアして、お布団をもらいたいなぁ、と思ったんだ。だって、気がついたらひと月が立つし。なにより、鳳翔さんは絶好調であっという間にレベル116を超えていた。それなのにいまだ二人で初任務という試練を乗り越えられていない。段々と祝福されてない気持ちにさえなる。

……愛の試練厳しすぎ!

 それでもやるしかないんだ。やらなきゃいけないんだ。だって、ほら、一発で行けちゃうような祝福されまくってる提督だっているんだし……私だって……祝福(?)されたいし……。周りのケッコン済提督たちはクリアしてるし……!

 嗚呼、これが運のなさ……辛い。

 思えば、艦これのあれやこれといった運は最初に使い果たしてる。初戦艦建造で世界のビックセブン・長門がやってきたあの日、大方の艦これ運(?)を使い果たした気がする。それ以来、なんだかんだと続けてきた艦これで陸奥には会えていないし。最近やっと探し始めた潜水艦は潜水艦のせの字も見えないほど会えていない。まじで潜水艦4隻以上とか揃えられる自信ないよ。うん。そして全国津々浦々の提督を苦しめる羅針盤様は相変わらずである。希望が見えない。

 それで、提督はやっと、ルート固定をできる編成を組んだ。きちんと反省したのだ。このままではいつまでたってもクリアできない。それはいやだ。

 まず旗艦は、軽空母・鳳翔。その後ろに駆逐艦・初春。戦艦は長門正規空母は加賀さん。ルート固定のために重巡を入れなくちゃいけないから、これは羽黒と鳥海の二人にした。これでどうだ。行けるだろうか。行ける!ルート固定までしたんだ、行けるに決まってる!加賀さんには烈風を三機も搭載したし、初春さんには先日学んだ潜水艦対策をばっちりしてる!ながもんはなんだかんだで論者積み手前レベルで46センチ積んでるし、これで勝てなきゃどうしようもない!

 

 いざ、出陣!あ、ダメだった。

 やっぱり、ボスにはたどり着けなかったよ。がくぅ。

 

 わかってた。そんな予感はしてた。ルート固定はボス前まで。ボスに行けるかどうかの編成は未だ検証中。つまり、明確なルート固定はないに等しい。最後には羅針盤との一騎打ちなんだ。加持祈祷をして、祈り祈らなくてはいけないんだ。つまり、なんだ。まだ足りないってことだよな。うんうん。きっとそうだ。ルート固定を始めたばかりで、そんなすぐに行けるはずがない。繰り返していればきっと行ける行ける。

 

そして一日がおわった。

 当然、ボスに会うことはなかった……。

 

 

 それでも諦められない揚げたてゴキブリ提督は、今日もリランカを行く。空母撃破任務と補給艦撃破任務を達成しながら、いつかリランカボスに会い、S勝利をもぎ取るその日まで……!

 

 

▼鳳翔さんのレベルがあがった! Lv116⇒Lv118

▼提督(司令部)のレベルがあがった! Lv75⇒Lv76

 

▼提督はリランカボスに会えなかった!

▼提督の運がマイナスになった!

▼提督はリランカマップで軽空母・鳳翔をドロップした!

▼提督は喜んだ!

 

軽空母・鳳翔は後半海域では少々出会いにくいという感覚の中、今回のドロップは珍しいですね。

――諦めかけている僕を励ましてくれている天使が現れたってことですよね?嫁と同じ存在が、それも出会いにくい場所で出会った。これを運命と言わずして、何を運命と呼べばいいんでしょうか?もう、これは資材が尽きるまでやるしかないですね。といっても、僕は提督ですし、鎮守府が運用できるギリギリの範囲までとなりますが。

 

▼提督は再びリランカに挑んだ!

▼提督はリランカボスに会えなかった!

▼提督は…………布団にはいった。またあした、とつぶやきながら。